2014年6月14日土曜日

イチジク挿し穂を鉢上げ  Fig tree cuttings

わたなべさんからいただいた「ゴールドファイガー」の挿し穂がだいたい落ち着いたようです。2月18日に届いて、春先には葉っぱが出始めましたが、5月の暑さと乾燥で全て落ちて、その後新たな葉っぱが出て今の状態になりました。2度目の芽吹きで発根が確実になるので、ちゃんとした用土に植え替えすることにしました。

ちなみに、「ゴールドファイガー」という品種を海外で探してみると、仏、英、米のサイトでは見当たらず、近そうなものはドイツのサイトでこういう↓ 乾燥イチジクでしか見つかりませんでした。

http://www.keimling.de/goldfeigen.html

乾燥果をよーく見ると、日本の「ゴールドファイガー」苗のサイトにいつも出てくる黄色い実の写真から、「乾燥後」のバージョンとしてうなづけないこともありませんが、上掲のサイトはスペイン産の乾燥イチジクを販売するものなので、「Goldfeigen」は、品種名というよりは俗称的なものに思えます。
ちなみに、カタカナ表記すると「ゴルトファイゲン」。単数形(1個の実)なら「Goldfeige (ゴルトファイゲ)」。また、dの後に母音が着いていないので、濁らない「ト」になります。結局、来歴は不明なまま。

3本の挿し穂のうち、手前の2本が生きているようです。

後ろの1本は完全に枯れていますね。

鉢から出してみると、根っこは予想したよりも少ないですが大丈夫でしょう。
この後、有効な挿し穂をそれぞれ7号鉢に植えつけました。

トリプルクラウンのシュート  Triple Crown shoots

ブラックベリーのトリプルクラウンは、地植えにした勢いで数本の太いシュートが出てきました。長いものは1.2mくらいあるので、写真を撮った後は摘芯しました。こうすることで樹高を抑えるだけでなく、枝の分岐が起きて来年の花数が増えると見込んでのことです。
 
Blackberry:  Triple Crown

苗の購入元の井戸園芸さんの話では、「地植えにすると収量アップ」とのことでした。今年の様子を見ていると、後から続々と新梢が出てきて花房を付けるので、いつが開花のピークか分からないくらいで、なるほどこれなら収穫量が増えるでしょう。

グアバの発芽その後  Guava seedlings revisited

一週間前から発芽が始まった実生ルビースプリームが、今朝で17個になっていました。
20個入りのビニールポットを買って来たので、間引きをかねて10個だけ鉢上げすることにしました。勢いの良いものほど早く発芽するわけではないかもしれませんが、約50個の種を蒔いたので、ギチギチになる前にスペースを開けるためです。

「発芽苗は2葉がついているうちなら移植しても弱らない」という内容のことをどこかで読んだ記憶があるので、2葉だけしかない今ですが鉢上げを実行。

Guava: Ruby Supreme seedlings

個別のポットに移動しただけで、苗が大きくなったような錯覚を覚えます。今の気候はグアバにとって最適な条件がそろっているので、ポットに植わって伸び伸び育つでしょう。

実生苗なので、発芽したもののうち3個は2葉の真下の部分が赤いものがあります。これは将来、実がなったとき、果肉が他のものよりも赤い可能性があるので、少なくとも1本は最後まで育てる予定です。


先日、挿し穂を卒業し普通の用土に植え替えられたブラジルグアバは順調で、大きい方の苗は地上50cm位のところで摘芯しました。使用している鉢は、8号鉢です。

葉っぱは、これまで見たことないくらい巨大です。

2014年6月8日日曜日

ラズベリー新顔  Raspberry new plant

今朝、地元のJAで見かけて、あまりに安かったので買ってしまいました。品種名無しで出品されていました。。


実がたくさんついています。

下の写真↓ は、左が今日買った苗のもの、右がジョーン・スクワイアで、食べ比べをしました。さすがにジョーン・スクワイアの方が、食味は良いです。種が小さく、風味も優れています。が、用途が多様なラズベリーはいくら収穫しても困ることはないので、これも大歓迎です。(注:後日、いろいろ調べているうちに、どうやらこの苗はサマーフェスティバルのようだと思えてきました。)

Variety unknown (left),   & Joan Squire (right)

暇すぎ  Rain is boring

今日も雨! 私は雨合羽(昔は「アノラック」と呼ばれていたものが、今は「レインスーツ」として売られていました。)を着こんで、タイガを自転車引きで城北公園まで連れていってますが、それ以外は家の中なので、タイガは食っちゃ寝の毎日です。同情して、今日はまた太りそうな大好物をご飯として与えたので、当分痩せられそうにありません。タイガは、大好物のものを食べた後は、よほど幸福感が高まるのか、ネコのようにスリスリして来るのがとても可愛いです。

せめてコットンボーンで暴れ回っていれば、少しはカロリー燃焼になるかも。
 
 
 

 

2014年6月7日土曜日

グアバの発芽  Guava seedlings

以前から欲しかった「ルビースプリーム」の種を入手できたので、5月の始めに蒔きました。
これまで、ヤフオクで買った種を2度蒔いたことがありますが、いずれも3、4ヶ月経っても発芽しなかったので、海外から送ってもらった今回の種も発芽するか自信がなかったため、種の写真を撮りもしませんでした。

届いた種は、薄葉紙のように乾燥した赤い果肉で覆われていました。種を蒔く前の数日間、水に浸しておいたら水が赤く染まって、ローズヒップティーのような甘酸っぱい香りがしました。乾燥してこれなら、本物の果肉はどんなんだろう、と想像してしまいました。

種が新鮮だったのか、蒔いて1ヶ月ですが、最近の真夏のような暑さで発芽し始めたようです。

最終的に何粒が発芽するか分かりませんが、勢いのよさそうなものを20個ほど鉢上げして様子を見、今度の秋には10株ほどに減らして越冬させ、来年の今頃まで生きていたなら、更に勢いの良いもの5本を選抜して様子を見る予定です。

ルビースプリームは、糖度が高く、かつ種が少ないそうで、グアバの欠点を解消したような品種です。ただし、実生苗の実はどうなるか未知数です。

Ruby Supreme seedlings

雨の散歩  Walk in the rain

東京は雨の3日目。特に昨日、今日と雨足が強くて、長時間の散歩には向きません。
一階のリビングで退屈しきったタイガがコットンボーンを投げまわしている音がしたので階段を降りていくと、私が部屋を覗くまでにはサッと態勢を変えたようです。こうやって↓ ドクロを巻いて小さくなり、チラッと悲しそうな視線を投げかけた後は、目をつむってしまいます。本犬は、これで飼い主を操っているつもりなのでしょう。

しょうがないので、自転車引きで公園まで行くことにしました。今日の早朝散歩は歩きだけだったので、「小」の用しか足しておらず、「大」のためには走るのが一番です。

A lugubrious look.  "Take me out for a run!"



土砂降りの雨ですが、タイガはレインコート無しで。手術後の体力回復のために、かなり自由に食べさせていたので最近また体が丸くなってきて、レインコートのボタンが締まらないからです。

湿った草の上で腹ばいになるのが心地良いのか、満足そう。

横から見ると、やっぱり太いわ.......


丘から降りてもっと湿った場所を見つけて、スリゴロを始めました。


帰宅して玄関でいつものようにタイガの足拭きを始めようとしたらスリ抜けて、リビングへ一直線。
やられた! 雨で洗濯もままならないというのに。


シロツメクサが好きなあまり、雑草とはいえわざと玄関先に植えていますが、変異のある葉っぱに気づきました。

分かりづらいですが、これ↓ は6枚葉。
こちら↓ は四つ葉。

2014年6月1日日曜日

フェイジョア開花  Feijoa blossoms

ウィキトゥは去年の4月以来、樹高30cmから急激に育って、今では180cm超えになりました。
ただ、晩秋までに枝が充実していたのは苗の下3分の1くらいだったので、蕾が出たのも下の方だけです。主幹型のとても素直な樹形にスクスク育っているので、樹高が2m位になって摘芯すれば、この夏の間にまんべんなく枝が出てくると思います。来年の開花が楽しみです。

ニュージーランドの個人のブログによると、ウィキトゥは毎年軽く剪定するだけで、樹高を2m前後に保ちながら沢山収穫できるそうです。

Feijoa: Wiki Tu
 Wiki Tu


去年、フェイジョアを地植えにしたとき、早生、中生、晩生の順に、ニキタを隣家の樹木の陰になる最も南側に、真ん中にアポロ、次いでウィキトゥを配置しました。日光の当たり具合が良かったのか、ウィキトゥは昨日から、ニキタは今日から開花しています。アポロは、去年の移植時に地上1m超のところでバツンと切断したので、残った2、3の枝には全く蕾が出ていません。ニキタとウィキトゥの間に植えて、いずれは寄せ接ぎして2本だけに統合するのが目的です。
 
ニキタは大実品種だそうですが、とてもコンパクトらしく、アメリカのサイトでは成木の樹高で:
Size at Maturity: 5-6 ft. in height
と表示されています。5フィートなら、私の身長よりも低い!  
その矮性のせいか、今年の春に伸びた樹高は5cm位で、現在の樹高は約170cm。
 
現在、主幹型の中央部に全く枝が無いので、花がついているのはダンベル状で、下の方と天辺の方に2局分化されています。これ↓ は地面近くの枝。
 
Feijoa: Nikita

こちら↓ は苗の先端近く。
Nikita

2014年5月31日土曜日

ラズベリー: ジョーン・スクワイア  Raspberry: Joan Squire

真夏のような暑さなので、日中にもかかわらず水やりをしていたら、ラズベリーのジョーン・スクワイアの実が色づいているのに気づきました。
Joan Squire

この4個のうち、手前の1個がポタポタ餅のように柔らかかったので試食。とても上品な甘さで美味しかったです。

最近シュートが沢山出てきて、こんもりした株になっています。去年の10月に苗が届いたときは、針金のような細いツルが2本だけの状態で、それが結実し、越冬して今また結実しています。今回の収穫後はその古いツルを除去して、今伸び出しているシュートを育てると、今度の秋にはまた収穫できる予定です。先週たっぷり施肥をしたので、今後の成長が楽しみです。
 

2014年5月28日水曜日

東洋クワ  Oriental mulberry

東洋クワは9号の鉢植えですが、今年はだいぶ木が充実してきたので長く収穫が楽しめそうです。イチジクのように、毎日少しずつ熟すので、サプリメントのような扱いで生食しています。

甘味と酸味のバランスが良く、生食でとても美味しい品種です。

取り木ハサミ  Girdling scissors for air-layering

去年の1月、フェイジョアのニキタに取り木をかけたのが、今年の4月になっても発根していませんでした。原因は、たぶん、樹皮を適切に剥がしていないことだと思います。そこで、ちゃんとした環状剥皮ハサミで試すことにしました。購入にあたり、最初はキウイ農家が使うというバネつきのハサミを見ていましたが、値段の安さからコレ↓にしました。かえって良かったです。バネで枝を締め付けないかわりに、自分で決めた間口でハサミを1回転できるので、細くて柔らかい枝でも痛めることなく使えます。

4月に注文・送金して今日やっと届いたのは、在庫がなかったらしく「今から作る」ということで6月上旬発送予定とのことでしたが、ほんの少し早めに着きました。


写真↓ のピンクの部分は、去年の1月から取り木をかけて秋にチェックしたとき全く発根していなかったので、水ゴケを取り除いて土に埋めて越冬させましたが、今年の4月になっても何の変化もありませんでした。

今回、取り木をかけるのは黄色い部分で、地上10cmくらいの所にある枝で、取り木をするために剪定せずに取ってあったものです。

軽く1回転させると、ハサミの下あごの中にあるギザギザの部分が、樹皮をキャッチして剥がしているのが分かります。

あまりにも簡単なので、3回使い、5cmほどの長さにわたり剥がしてみました。

アルミフォイルで水ゴケとビニール袋を覆って遮光したら出来上がり。これなら、収穫を待ちながらでも取り木ができます。

感想:
期待以上の使い易さです。
こんなに簡単・キレイに剥がすことができるなら、今、蕾が出ているグアバの収穫が終わったら取り木して種の保存を図りたいと思います。太い結果枝で苗を作るほうが、細い挿し穂から作った苗よりも早く収穫に至るはずです。

2014年5月25日日曜日

露茜の幼果  Ume plum: Tsuyuakane

今年初めて実が成った露茜です。プラムのような梅のような幼果がなっています。葉っぱや枝ぶりもプラムっぽく、剪定の仕方もプラムと同じやりかたにしているので、去年まで育てていたバイオチェリーそっくりの樹形になってしまいました。

あと一月もすれば、色づき始めるのでしょうか。用途は、梅エキスを抽出してジュースの元にする予定です。普通の梅では茶色のエキスになりますが、露茜だと赤になるのか実験です。

Tsuyuakane
 

徒長枝は厳しく剪定しています。

ブラックベリー開花  Blackberry flowers

トリプルクラウンが開花中です。花柄がとても大きく、花弁の色は真っ白です。
地植えにしたので、樹環が今ものすごく拡大中ですが、垂れるように枝が伸びた先々に花の房が着くので、切るわけにもいきません。
Triple Crown
 
 枝のうちには、こうやって上方に伸びて蕾が出るものもあるので、来年からは円形の柵を作ってスペースを制限する予定です。
 

こちらは今年初開花のジャンボブラックベリーです。花柄はトリプルクラウンよりも小さい。
Jumbo Blackberry

2014年5月24日土曜日

遠い道のり  Long way to the top

タイガは体が大きくなってからは、早朝散歩の群のボスになりたくてジュディー姐さんに挑み続けています。

いつもの草地で群のメンバーが集まると、まずはおやつタイム。週末は、会社勤めの飼い主さんたちがゆっくり寝ているので、メンバーの頭数は少ないです。

タイガの行儀悪さはなかなか治りません。おやつを持っている人に飛びつこうとする瞬間、私が胸にげんこつを与えようと近づくと、サッとかわして逃げ切ります。

ひととおりおやつが終わると、タイガがジュディーをしつこく誘います。
 一瞬、タイガが優勢に見えたかと思うと、ジュディーに転がされてしまいます。まだまだ、ジュディーの方が上です。


群がお開きになった後、帰路につく前にタイガの興奮を冷ますために他の草地へ移動したら、アラスカンマラミュートのラッキー君と遭遇。この子は「飼い主さん命」で、他の犬にはあまり興味を示しませんが、とても穏やかな性格。

またおやつタイムですが、ラッキー君の横ではタイガは飛びつきをしないようです。
 
帰る前に、公園でイネ科植物を採取。小鳥たちの大好きなおやつです。