2014年5月10日土曜日

バラ: カザンリク & ハンザ

原種バラのカザンリクが咲き始めました。去年の夏は、西洋アサガオがはびこって、カザンリクの葉っぱが全て落ちたので枯れるかと思いましたが、冬を通して新芽が伸び出し、今ではすっかり元通りに回復しました。

このバラは精油の産地であるブルガリアのカザンラクが有名で、バラの名前もバラの谷の近くにあるカザンラクの町の名から一文字変えて付けられているそうです。毎晩公園で落ち合って一緒に帰る友人が、去年の4月にブルガリアでピアノコンサートを開いたときのお土産に、お約束のバラの精油を買って来てくれました。その一部をアルコールで薄めてオーデコロンを作って香りをかいだら、正に、うちのカザンリクの香りでした。当たり前ですが。

今、うちでは様々な柑橘類が満開で、そのうちのオレンジフラワーの香りとカザンリクの香りとで、一日中、高級な香水の香りが漂ってきます。カザンリクは、開花初日は濃いピンクですが、2日目は色が薄くなり、3日目には散り始めるほど短命な花です。日が昇って花が直射日光に熱せられると香り成分が飛んでしまうので、バラの谷では薄暗いうちから花びらの収穫作業を始めるそうです。

Kazanlik


 

こちら↓は、2月に届いたハンザです。新芽が伸びて、現在4個の蕾が確認できています。ハンザも強香のバラだそうで、楽しみです。左に写り込んでいるのは、除虫菊の仲間のピンク種です。
Rosa Rugosa Hanza
 

プルーン: ラストダンスの幼果

ラストダンスの幼果が順調に育っています。幼苗のときから実着きのよい品種なので、地植えにすれば沢山収穫できると思いますが、場所がないので10号鉢で管理です。接ぎ木が下手なのでまだできていませんが、ゆくゆくは地植えアンズのサニーコットに統合したいです。
スモモとは異なり、プルーンは葉っぱも美しいです。

2014年5月9日金曜日

東洋クワ

東洋クワが少しずつ熟し始めましたが、「明日の朝食べよう」と楽しみにしながら寝て、翌朝カーテンを開けると無くなっている毎日です。早起きの野鳥なのか、夜の間のハクビシンなのか、分かりません。

ハクビシンは、数年前にベランダで桃の鉢植え3鉢を育てていた頃、食べごろになると夜のうちに全て食べ尽くしていきました。秋にはプルーンのラストダンスも、15mm角の網の目に鼻面を突っ込んで、実を齧っていくありさま。悩んでいたところ、どこかのブログで「和犬を迎えてからはハクビシンが来なくなった」というのを見て、タイガが来る前は多いに期待していました。が、効果ゼロでした。現に、昨夜も、私が2階で仕事をしている間、ハクビシンが屋根の上を駆け回っていたのですが、タイガは1階のリビングで爆睡状態でした。せめて犬の存在だけでも誇示しようと、タイガの毛布を毎朝ベランダではたいているのですが、毛が散らばっていても忌避効果なしです。


そこで、今日ばかりは、夕方に味見することにしました。この品種は、収穫期序盤の実は、私が待ちきれずに食べるせいか、酸味もあって、とても美味しいです。後半の収穫は、かったるい甘さですが、その分、風味豊かになります。

仕事が忙しいとあまり遊んでもらえなくなるので、桑の実を取っているあいだ、タイガはそばにぴったりくっついていました。食べたいのか、差し出すと、

クン、クン、クン.......

要らないっ!
 
 
 
5月11日の収穫
 

させぼ温州が開花

今年初めて蕾がついいた、させぼ温州が現在、満開です。


初開花とは思えないくらい、びっしりと花が着いています。オレンジの花とは異なる甘い匂い。

セミノールが開花

2年前にコガネ子に根っこをツルツルにされて枯れそうだったセミノールが、何とか回復して苗らしい姿になりました。

花は、姉妹品種のミネオラのよりも随分小さいので、もしかしたら今年も実が成らないかもしれませんが、初収穫を目指して世話します。

2014年5月4日日曜日

下剋上

連休前から立て続けに仕事が3件入っていて、5月12日の最終納入日までは家で缶詰状態ですが、タイガの公園での運動だけはちゃんと確保しています。
私は疲労のせいか風邪をひいてしまったので、直射日光に当たるためにも、公園へ通っていますが、今ではすっかり初夏の景色になっていますね。


タイガは体が大きくなってから、早朝散歩の群のボスであるジュディー姐さんに下剋上を試みるようになりました。最近では互角か、むしろジュディーの方が押さえつけられる場面が出始めたので、ジュディーからはタイガに遊びを仕掛けてくることはめっきり減りました。





 公園の帰り道で、巨大な牡丹の花が咲いていました。

ピンクレモネード開花

斑入りレモンのピンクレモネードが咲き始めました。今日も日差しが強烈なので、葉っぱがしなっています。開花すると普通に白い花になるので、この品種は蕾の状態のほうが美しいと思います。
去年は2個だけ実を着けましたが、今年は5個くらいは、と期待しています。

ミネオラ開花

棒苗で購入して、根っこの活着が悪くて一旦は枯れかけたミネオラオレンジが、去年を通して回復に向かいました。去年の秋に、枝のうちの1本を主幹として選んで支柱をしたら、何とか苗らしい姿になり始めました。花数も十分あるので、今年は1個くらいは成らしてみる予定です。

グアバ新顔

これは10日ほど前に届いたのですが、仕事が忙しくてUP しないままでいました。
仕事の息抜きにネットサーフしているうちに見つけてしまって、そのままポチって、ネットバンキングで決済したので、椅子から腰を上げることもなく全ての手続きが済み、配達されました。便利すぎる世の中です。

お店の説明によると、協力関係にある地元の生産者さんが育てた「赤実」グアバ苗だそうです。ただ、実生苗なので、いつ開花に至るか分かりません。

梱包は、最高の出来上がりでした。1個箱詰めするのに30分もかかるそうで、実際に届いたものを開けてうなづけました。

根っこの状態を確かめたくて鉢から出してみたら、苗の出荷直前に7号の化粧鉢に植え替えたもので、実際の根鉢は天辺で直径15cm弱のものでした。そこで、根をほぐして洗った後は10号ロングスリットに植え替え。

2014年4月20日日曜日

ビオレッタ&ロードス figs: Violetta & Rhodes

苗の更新のためにビオレッタの親株を処分した後、挿し木苗を去年の秋に地植えにしておきました。今も樹高60cmほどの小苗ですが、夏果が肥大し始めています。イチジクの地植えは初めてなので、矮性と言われるビオレッタがどこまで大きくなるか興味津々です。
Violetta
 

ロードスは、去年の夏に配達されたときは15cmくらいだったのがビュンビュン伸びて、9号菊鉢では窮屈になりました。根本から天辺まで、各節ごとに実がついています。同じ樹勢の強い品種でも、バナーネは鉢植えではこうはいきません。
Rhodes
 これ、葉芽ではなくて全部実ですが、乾燥する時期になればほとんどが落ちるでしょう。

ブドウ山椒に花  Japanese Pepper

去年の春に購入したブドウ山椒です。たぶんこれが花だと思いますが、だんだん黄色くなってきたので、ツブツブに変化する前(あるいは落下する前)に写真に撮って記録。
葉っぱの香りは、葉山椒や朝倉とは異なり、とてもまろやかで上品です。
Japanese Pepper
山椒は過湿も乾燥も嫌う気難しい面があるのと、鉢植えで衰弱していたので、去年の秋から地植えにしています。


毎年、草餅を作るためにわざわざ自分で育てているヨモギ↓です。犬を飼っていると痛感するのですが、道端のヨモギは何がかかっているか心配なので自家栽培です。

先日届いた常緑ヤマボウシ「月光」↓に新芽がふいてきました。街路樹のハナミズキは今が満開ですが、ヤマボウシの開花はもっと後になります。また、ハナミズキと落葉樹のヤマボウシの大きな違いは、ハナミズキはまず開花、その後で葉が出るのに対し、ヤマボウシはこれが逆の順になります。

庭の最も目の行かないスポットで冷遇されている「一才カラタチ」↓にも花が咲きました。植え替えもせず何年も経ちますが、毎年秋にはビー玉サイズの実がなります。漢方薬系の臭いが苦手なので利用したことありません。

2014年4月19日土曜日

トゲ無しせとか&させぼ温州  tangerine: Thornless Setoka & Sasebo

去年の10月に購入した「トゲ無しせとか」の小苗に、もう蕾が出てきました。冬の間、2度の降雪のときもベランダで放置でしたが、冬を通して少しずつ木が大きくなり枝が開いたような気がします。葉っぱは肉厚で樹勢もしっかりしていて、去年の秋に処分した麗紅や衰弱の一途をたどっている津之輝きとは大違いです。
トゲ無しせとか
 蕾はオレンジのように房状です。

させぼ温州は購入して3年経っていますが、今年初めて蕾が出ました。この品種もとても糖度が高いそうで、最高16度と、ミカンの中では突出しています。でも、ある業者の説明では、素人向けの品種ではないそうです。どういう意味で難易度が高いのかは、収穫してみるまで分かりません。少なくとも、樹勢は1年先輩の田口早生と同じく丈夫そうで、さらに、葉っぱの色はうちにある柑橘類の中で最も黒味を帯びた濃い緑色で、ゴムのような感じです。
させぼ温州

斑入りレモンに蕾  Lemon Variegata

今年も斑入りレモンに沢山の蕾がついています。去年の結実は2個だけでしたが、今年は5個くらいは期待しています。ここの環境で冬季は完全に外放置で大丈夫な品種です。

2014年4月9日水曜日

甲斐犬愛護会展覧会 Kaiken Aigokai Dog Show Results

先日の日曜日(4月6日)に、第139回展覧会が山梨県で開催されました。タイガの仲介で御世話になった藤神犬舎さんからは『神流の紗莉』が出陣し、壮犬牝の部第2席を獲得したとの嬉しい報告をいただきました。

また、タイガの同胎犬『上州ハルナ姫』が、未成犬牝の部で第2席を獲得しました。この子はブリーダーさんの斉藤さんが手元に残した犬ですが、本来はタイガを残したかもしれないという経緯があります。私はどうしても赤虎の雌が欲しかったのですが、去年の5月の出産では赤虎雌は2頭だけが産まれました。1頭は私より先に予約をいれた人が、2頭目はブリーダーさんが手元に置き、3頭目が産まれたら私、の順でしたが、2頭だけだったので私は落胆していたところ、ブリーダーさんが譲ってくださるかたちで、タイガがうちに来ることになったのです。で、タイガの代わりに手元に残ったのが、今回、未成犬の部第2席を獲得した中虎の女の子です。

以下は、藤神犬舎さんのブログ(http://kaiken.fuji-kami.com/)から抜粋コピペしたものです。

『今回は藤神とご縁のある
ベテラン犬舎さんの活躍が目立ちました。
入賞犬を紹介させていただきます。

成犬牡の部 2席獲得
【彩の国井上荘】井上氏ご愛犬
『信州の大信』
父犬:甲斐黒信  母犬:榛名の蘭姫
・大優勝旗、寺田杯をはじめ多くの上位入賞犬
を作出、所有している犬舎さんです。

成犬牝の部 6席獲得
【舟戸神山壮】神山氏ご愛犬
『利根の夢花』
父犬:利根の吞竜  母犬:天狼乃椿姫
・藤神の天真を作出していただき
その他寺田杯、上位入賞犬を作出、所有している 
藤神にとっては大恩のある犬舎さんです。

未成犬牝の部 1席
【稲妻犬舎】古賀氏ご愛犬
『奥利根のゴリッ娘』
父犬:神童  母犬:仙花
・こちらは 過去に大優勝旗を3度獲得
内2回は牝犬で獲得の凄い方 久し振りの出陳
でしたが 見事です。

未成犬牝の部 2席
斉藤犬舎】斉藤氏ご愛犬
上州ハルナ姫
父犬:榛名の英心  母犬:妃備真紅
・寺田杯、上位入賞歴多数の 何かにつけ
藤神がお世話になっている犬舎さんです。

以上 藤神が日頃からご指導いただいている
ベテラン犬舎さんの入賞犬です。

その他
地元群馬で藤神と交流を密に 頑張っている
【天久房】久保田氏ご愛犬
『天久乃明真』
犬牡の部 1席
・未成犬に続き1席獲得 秋天が楽しみです』

2014年4月6日日曜日

ラストダンスの開花  Prune tree in bloom

プルーンのラストダンスの開花が始まりました。この苗は10号ロングスリットで2年目から実を成らせていて、3年前に根を整理して10号に植え直しています。今また根っこで鉢がギチギチで、鉢植え管理に限界を感じています。今年の2月にアンズに1ヵ所、高接ぎしましたが、接ぎ穂がもうシワシワしているので失敗だったようです。できればアンズに統合したい。


この品種は放置でも自家結実するようですが、念のため梵天で授粉しています。とても花粉の多い品種なので授粉作業が分かりやすいです。味は、干し柿のような味のするプルーンとは異なり、しつこくない甘さとジューシーさで、スモモっぽい風味です。

4月10日現在

2014年4月5日土曜日

大賀山  Taiga the Sumo Wrestler

おととい、一日中雨が降ったなか、タイガの要求に応えて何度も長時間散歩に出ているうちに、レインコートを通して雨水が包帯に沁み込んでしまいました。ヘアードライヤーで乾かそうにも表面的な効果しかなかったし、そのまま寝ては却って不衛生なので、取り払ってしまいました。

そこで昨日からは私の古いマフラーでタイガの傷口を保護していますが、夕方の散歩で出会った友人に「タイガ山ね」と、笑われてしまいました。まあ、相撲取りも甲斐犬も「和」のものだから、いいでしょう。


今日はお昼前の散歩で、公園に向かう途中、コーギーのひめこちゃんに出会いました。手術以来、初めて出くわすので、さっそくタイガの匂いチェックです。

 ひめこちゃんに、「まわし」姿を笑われているのかな?

そんなことは気にせずに、ひめこパパに甘えるタイガ。

あんまり調子にのると、またひめこちゃんに怒られるのに。

城北公園に着くと、花見の家族連れでにぎわっていました。
 ここは花見シーズンでも、出店などは一切姿を現さないのでアットホームな感じが嬉しいです。

中央公園から「教習所」跡を見渡すと、こちらはあまり混んでいないようでした。トイレも水飲み場もないただの草っぱらだからでしょう。

小さな、小さなおともだち。

 ドゥードル(ゴールデンxスタンプー)のメイちゃんにも匂いチェックされ、
 タイガが緊張しているのか、首から背中にかけて毛が立っています。

 古代家の前で一休み。

帰途につくころには他のワンちゃんたちの唾液で、マフラーがドロドロになっていました。今朝洗濯したばかりですが、包帯と違って何時でも洗えるのでずっと衛生的です。