2013年10月27日日曜日

フェイジョア、アポロ&ニキタの収穫  feijoa: Apollo & Nikita

フェイジョアが数日前から落果し始めました。マンモスは去年で処分したので、今年は早咲きのニキタの最後の数輪とアポロの開花が重なっただけでした。しかも、ニキタの最後の方の花は、現実には花粉があまり無いような貧相な花でした。なので、成木のアポロが今年も木全体的に結実しているのは、自己の花粉で、と推定されます。通常、自己の花粉では、結実率が低く、またあまり良い実が成らないとされていますが、木が成熟すると無問題なのか、例年のように房成りです。
Apollo




ウィキトウニキタは、8月の暑いさなかに地植えにしました。鉢の中の温度が上昇する環境よりは、植え替えの適期ではなくともより良い環境に移すためです。

現在、両方とも170cm近くになっています。常緑樹のフェイジョアを道側に植えることで、目隠し効果を狙っています。ウィキトウもニキタも矮性種なので2m程度の高さで管理していく予定です。
Wiki Tu

Nikita


ニキタは今年の初成りで6個だけ実を着けました。最後の方の花でアポロの花粉の着いたものだけだと思います。写真↓では、手前のがアポロ、向こうの2個がニキタです。
味は、アポロと同じく、追熟なしでも甘くてとても美味しいです。
海外サイトの情報によるとニキタは大実品種だそうです。今年は2年目の苗で、春先には樹高60cmしかなかったのに無理やり実を着けさせたので小さいのでしょう。とにかく、ゼリー質が占める割合も、味も、アポロと似ているし、同等だと思います。

田口早生の現在  tangerine: Taguchi Wase

樹高1メートルもないような田口早生の初成りで、現在約15個の実がついています。玄関近くでこの時期はすぐ日陰になるので決して日照条件は良くないですが、最近、色づき始めました。
田口早生は産地では10月頃から収穫して追熟させるようですが、私はこれから11月はフェイジョアを楽しんで過ごす予定なので、収穫は12月までガマンするつもりです。

この↓2個は、写真ではわかりづらいですが、200g超えになりそうな大果です。

2013年10月17日木曜日

トゲ無しせとか tangerine: Thorn-free Setoka

麗紅が夏の間にすっかり衰弱していたのですが、家の塗装工事中、2週間近くシート張りされて薄暗い部屋で過ごした後は、着いていた実が小さいまま黄色になってしまいました。そしておとといの台風26号の雨に打たれて更にひどい状態で、回復が困難な様子に諦めました。

麗紅苗の買い直しも考えましたが、どうせなら姉妹品種の「せとか」を試すことにしました。トゲありのせとかに関しては、実に対するトゲの害が有名なので、トゲ無しの2年生苗です。見たところ、せとかの樹姿は、麗紅や津之輝きと随分似ていますね。
Thorn-free Setoka

葉っぱは一部黄色く乾燥気味の状態ですが、ポットから出してみると根っこはぎっしりで、ほぐせないほど固い根鉢でした。

たっぷり肥料を入れて、赤玉、腐葉土、愛用の用土で、10号ロングスリットに植えつけ。2階のベランダで管理し、真冬には初年度だけ部屋に入れるかもしれません。

「トゲ無し」とはいっても、幼木のうちはトゲがあるそうです。ユズの多田錦もそうでしたが、気づきしだい剪定ハサミで切っていけば、そのうち無くなるでしょう。

2013年10月16日水曜日

グアバの挿し木  guava cutting

台風26号に対する準備を何もしないで寝てしまったので、今朝起きてみたら、ベランダの鉢植えは無論のこと、庭でも大変なことになっていました。
最もヒヤッとしたのは、軒下の自転車が、段差40cm下の庭に向かって横倒しになって、イチジクのビオレッタをかろうじて避けたことです。ビオレッタの親株はもう処分したので、この60cm苗を失ったら、と思うと大反省です。
 
 アサガオもみじめな状態で、下の2枚の写真は昨日のものですが、思い切って処分しました。
1本の苗でここまで厚くなると、背後の原種バラのカザンリクやラズベリーのレッドジュエルが完全に埋もれて育成不良になってしまったので、アサガオ撤去の後はスカスカになりました。
 

9月11日に、コガネ幼虫の害を受けていたブラジルグアバを植え直したあと、剪定枝は挿し木しておいたのですが、明日の早朝は15度を下回る予報なので、発根していれば鉢上げしようと、掘り出してみました。中央の2本に僅かながらも根っこが見えます。グアバは、もっと暑い時期に挿し木すればより良い結果がでたと思います。
Brazilian Guava
 今日から、挿し木苗は2階の部屋で管理です。

親株の方は剪定後、ちょろちょろと新芽を出し始めています。

こちらは10月5日に配達されたピンクグアバです。枝の折れた部分はテープ貼りにして、少しでも熟した状態にもって行こうとしています。2個あった実のうち1個は取り除いて、負担を軽減しています。
Pink Guava

アポロ、ニキタ  feijoa: Apollo, Nikita

台風にもかかわらず、フェイジョアの落果は全くありませんでした。ということは、完熟までにはまだまだ時間がかかりそうです。

アポロは木が成熟してからは毎年豊作でしたが、今年は期待していませんでした。去年の秋にマンモスを撤去したので、今年は60cm苗のニキタの花粉を予定していたのに、ニキタの開花が早すぎて、最後の数輪とアポロの開花が重なった程度でした。それでもアポロは例年のように豊作です。
feijoa: Apollo

 ニキタは去年の5月に購入して、今年が初開花でした。アポロの花粉を着けたものは結実したようです。
feijoa: Nikita 

1月に取り木をかけてあったので開いてみました。が、全く発根していません!ミズゴケで枝をくるんで包装したものを地面に埋め込んであったのに、全然変化がありません。
しょうがないので、アルミ箔などの包装を取り除いてミズゴケで回りを覆った状態で、土の中に埋戻しました。

2013年10月13日日曜日

トリプルクラウン植えつけ planting Triple Crown

ブラックベリーのトリプルクラウンは、10号ロングスリット鉢で暴れまくっていたので、バツバツ剪定したあと地植えにしました。その際、今年の春に出て夏を通して伸びた3本のツルだけを残し、今年実を着けたツルは取り除きました。

トリプルクラウンの実は、肉厚で味は濃厚、今までのブラックベリーとは全く異なる食感でした。苗を購入したお店の情報では、地植えにすると収穫量が飛躍的に増えるそうで、来年が楽しみです。Youtubeで見る映像によると、地植えでは暴れ方も半端ないようですが。
blackberry: Triple Crown

こちら↓ はラズベリーのレッドジュエルの現在です。開花しても花びらが無いので、いつのまにか幼果のポツポツができている、という印象です。収穫は11月にずれ込みそうです。
raspberry: Red Jewel

こちら↓ は、先日届いたラズベリーのジョーン・スクワイアです。この品種も花びらがあまり無いのか、気づくと幼果になっています。苗を買って2年くらいは実を着けさせないのが良いのでしょうけど、来年からは地植えで自由に育てるので大丈夫でしょう。
raspberry: Joan Squire
 地植えにする予定の場所は、写真↓の柑橘類の鉢植えが置いてあるあたりです。スペース的にかなりキツキツですが、良くない結果が出れば、ベリー類はいつでも仕切り直せるので心配していません。

今日、一連の作業をしている間、何度も通りすがりの人たちから、写真を撮っても良いか、と尋ねられました。その目的はこれ↓ です。西洋アサガオが沢山咲いているので、スマホに収めようとのことでした。花よりダンゴの私ですが、それでも嬉しいです。実際の花は濃いブルーで、とても綺麗です♪

クリロー植えつけ  Xmas Roses

子犬を迎えるにあたって、水仙、ヒガンバナ、ハナニラなどの毒草は撤去したのですが、2012年3月に購入したゴールドネクタリー苗とその実生苗は愛着が強すぎて残してあります。

ゴールドネクタリー 7枚弁(2012年3月)
 
ゴールドネクタリー 5枚弁(2012年3月)
イメージ 1

親株は買ったときに自分で用意した用土に植えたあと、一度も植え替えしていないので、思い切って地植えにしました。写真↓ 左の2株が、左から5枚弁、7枚弁の苗です。
右側の小さいのは実生苗で、鉢で発芽したあと一度も植え替えていませんでした。発芽したもの全部を植えるわけにもいかないので、成長の良い順にスペースの限度内で植えました。種をまくとき、7枚弁セルフ、5枚弁セルフ、交配苗の3鉢に区別していましたが、今となってはどの鉢がどれだか分かりません。いずれにせよ、実生なのでグアバのように化けるかもしれません。

子犬を迎えて実際に暮らしてみると、庭に放そうものなら地面をホジホジするわ果樹苗の主幹を齧るわで、破壊行為がすごいので、絶対に庭には降りさせないことにしました。なので、クリロー苗も保持することにしました。真下の写真でいうと、クリローが植わっているのは、門と玄関を結ぶ飛び石が敷いてあるところよりも40cm位低くなっているので、犬の行動を制御できます。


クリローを植え付けた場所には、今朝までオニヒカゲワラビが植わっていました。これは11年11月に国○園から2株買ったものですが、写真↓ のように、1本の根っこは怪しいものでした。結局、翌年の5月に芽を出したのは1本だけでした。有効か否か、判明するまでにこんなに長い時間がかかるものは、もう買わないと決めました。

イメージ 1
 
それでも、その有効な1本がこの2年間で育って、観葉植物として機能しています。残念ながら、これまでのところ、春に芽が出ても楊枝のような細い茎なので、「オニヒカゲワラビ」の「オニ」の部分が信じられません。
 
今日、植え替えた新たな場所はうちで最悪のスポットで、1日中、隣家の陰で日の目を見ることのない場所です。今後は「ヒカゲ」の部分について検証していきます。
 
ちなみに、あまりに日陰なので、写真↓ 左に写り込んでいる西洋ヒイラギは、一度も蕾を持ったことがないほどです。






2013年10月12日土曜日

ロードスの更なる成長  fig: Rhodes

6月にヤフオクで買った15cm苗のロードスが、今では9号菊鉢が小さすぎるほどに成長しています。この品種は、異常なほど樹勢が強いのですね。外壁工事中は、2週間も部屋の中で過ごしたので、急に秋晴れの強い日差しに出してちょっとヘタリそうですが、でもイチジクは頑丈な植物なので、大丈夫でしょう。(写真左、ベランダの奥にあるのは東洋クワですが、こちらは部屋の中での生活で、すっかり葉を落としてしまいました。 )

ロードスには来年の夏果がチラホラ着いているので、楽しみです。

こちら↓は、挿し木で苗を更新したビオレッタで、現在60cmくらいしかありません。親苗は処分済みですが、鉢から出してみたらネコブがありました。もう6年くらい10号ロングスリットで植えっぱなしだったので、相当苗が弱っていたと思います。ポポーから撤退した後、ウェルズの跡地にビオレッタを、NC-1の跡地にベルガモットを植えました。

またもや退屈!  house-bound due to renovation work outside

家の屋根、外壁、ベランダの床、雨戸の塗装(はやい話、外側すべて)の工事がやっと終わりました。2週間近く、10時と3時のお茶など、いろいろ気を使うことがあるので、散歩はいつも短めに切り上げて帰っていました。タイガは退屈なのと、シンナーなどの臭いにも悩まされていたはずですが、相変わらず愛想がよくて、お茶の時間になると職人さん一人ひとりを巡回して撫でてもらってゴキゲンでした。

あまりしつこくすると、職人さんたちもくつろげないので、ご挨拶のあとは玄関につないで、そのそばでお茶していました。職人さんたちは皆、犬好きで、また、知り合いの大工親方などが甲斐犬を飼っているそうで、当然、話題はタイガのことになり、本犬は視線を感じてとても満足そうでした。

お茶が終わるとリビングへ戻ります。隙を見ては私のソックスを盗んでコーヒーテーブルの下にもぐり込み、もの悲しそうな目で私が気づくのを待っています。
そのうつろなムードも、一旦、私が気づいて「ダメっ! 返せっ!」と言ったとたん、スイッチオンの状態になりソックスを噛んで振り回します。
 
手を差し入れると、唸りこそしませんが渡そうとしません。
目が怖いよー。。。。。

私は忙しいので早々に無視して立ち去ったら、ソックスをくわえたまま眠ってしまいました。
タイガも相当、疲れがきていたようです。
 

お向かいさんが、工事の間、職人さんたちの車の駐車スペースを提供してくださったので、終了のご挨拶に行く際の手土産に、ラムレーズン・アイスクリームを作りました。材料は卵黄3個、200mlクリーム(乳脂肪分45%)を3箱、水抜きしたヨーグルト1カップ、砂糖100g、熱湯に通して油分を取り除いたレーズンをラム酒に漬けておいたもの100gです(漬け汁のラム酒もドバドバッと一緒に入れる)。ラム酒の香りがあるので、バニラエッセンスは使わず。なお、今回のように固形物をアイスクリームに混ぜ込む場合、アイスを3時間くらい凍らせてもったりしてきたところで固形物を練り込まないと、底へ沈んでしまい均一な分布にならないので要注意です。

右側のは、生憎、全部入りきらなかったので、私用にとってあります。
 差し上げる前に、生産者責任の観点から、味見です。
美味しい!

2013年10月5日土曜日

ピンクグアバ  Pink-fleshed common guava

「ピンクグアバ」としてオクに出品されていた苗が届きました。
今日は朝からザザ降りの雨なので、家の塗装作業はお休み、明日は日曜なので、やはりお休みですが、ビニール張りの玄関先で箱を開けてみました。

出品苗は4個の実着きだったので、つい入札したのですが、届いた苗をみたら。。。。。
 4個のうち2個の実がついた枝が、もぎ取られた上で包装されていました! もう、目を疑いました。
ではあとの2個は、と包装をはずしてみたら。。。。。
 枝が折れている! 私だったら、枝が折れないよう、支柱をしてから発送すること間違いありません。

箱の底に置かれていた2個の実を切ってみたところ、まだ完熟には遠いせいか、果肉が真っ白でした。
 ラベルには確かに「ピンクグアバ」とあります。オクの出品者(rana*****)はセリ市で仕入れたものをオクに掛けたようですが、元々セリに出した園芸店の名前が判明したので、一応、電話を入れてみました。社長の荒川氏のお話では、完熟すると薄っすらとピンク色になるそうです。
品種については不明ですが、中国のアモイ(厦門?)というところから、接ぎ木苗で輸入したものだそうです。土はココヤシの樹皮だかを腐葉土状にしたもので、それに植わったままで日本に入ってくるそうです。

今年の実は失ったも同然で諦めたので、元の鉢から引き出してみると、大きなコガネ子が入っていました。植え替えして良かったです。土はカラカラで(オクの出品者(rana*****)には、水やりをしてから包装してくれるよう、電話で頼んであったのですが)、かなりひどい管理状態でした。

そこで、雨の中、バケツ水で気のすむまで根洗いした後、水はけの良い用土100%で、9号菊鉢に植え直しました。この土は、ベルガモットが根っこ5cmしかない状態で送られてきたときも、しっかり苗を回復させた実績のあるものなので愛用しています。苗が落ち着いたら年内に肥料をやって、来年の春の開花を目指します。

2013年10月2日水曜日

ジョーン・スクワイア  raspberry: Joan Squire

タキイで注文してあったラズベリーのジョーン・スクワイアが、夜の8時近くになって前触れもなく届きました。通販サイトの表示では、発送時期は10月中旬から12月となっていたはずなので、不意打ちに会った気分です。今、家の屋根や外壁の塗装工事をしている最中なので、園芸資材は狭い庭の隅っこに山積みになっていて、そこへ到達もできない状況です。

とにかく、箱を開けてみました。苗の値段は決して安くありませんでしたが、あまり流通していない品種にしては悪くないのではないでしょうか。
Joan Squire

苗の先端を見ると、蕾まで着いています。さすが、二季成り品種です。

ジョーン・スクワイアは、スコットランドで「グレン」シリーズを開発したDerek Jennings博士が、いったんはイングランドの美しいケント州に引退したものの、退屈なあまり地元の種苗開発業者とパートナーシップを組んで新たに作出した「ジョーン」シリーズのひとつです。

大実で二季成り、しかも個々のツブの皮がしっかりしているので、完熟でもつぶれにくく輸送に耐え、また冷凍にも最適だそうです。気になる樹高に関しては、カナダのサイトによると、平均で128cm、標準偏差は17.79cmだそうです。これは、あくまでも統計上の話なので、現実には1標準偏差を飛び越えて2m近くになるかもしれないし、あるいは数十センチになるかもしれません。また、風味は実際に収穫してみないと、日本の気候でどうなるか分かりません。

なお、このブログでの表記は、英語の発音ルールに従っているので、通販会社のカタカナ表記とは異なります。Joanは女性の名前で、「ジョン」ではなく、短めの「ジョーン」と発音します。 Squireは、ここでは苗字ですが、もともと中世には騎士の従者としての身分を表し、近世になると地方の大地主や銀行家、法律家など、地元の名士を指すようになりました。

Joanの名のついた有名人は、みな古い人達ですが、ジョン F. ケネディ大統領の弟と結婚したジョーン・ケネディ、女優では「ミス・マープル」で有名なジョーン・ヒクソンや、「嫌な女」の代表格のジョーン・コリンズ、また、オペラではソプラノ歌手として成功を収めて英女王からDameの称号を授与されたオーストラリア人のジョーン・サザランドなどが挙げられます。

他に似たような名前で、Joanne(ジョアン)、Joanna(ジョアンナ)があり、いずれも女性の名前です。